ITパスポートって知ってますか?
ITパスポートは公式サイトによると『ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験』とされています。合格率は約50%ほどと言われています。
私はCAとして働いていたため、パソコンを使ってバリバリ仕事する環境ではなく、IT系の知識は全くありませんでした。
そんな私でも働きながら1ヶ月ほどの勉強で1回の受験で合格できたため、その時の勉強法などを紹介したいと思います。
まず、どうしてITパスポートを取得しようと思ったのか?
手っ取り早く、ITの基礎を学べそうだったから。
その頃、私はCAとして働いていましたが、将来を見据えWEBデザインを学ぼうと色々と準備したり考えていました。しかし、日常的にパソコン業務がほとんどない仕事だったため、WEBとかITに関する知識が無いに等しく、そんな状態でWEB業界に挑戦するのに不安があり、そこら辺の基礎を手っ取り早く学ぶ方法はないかなと探していました。
そこで見つけたのが、ITパスポートでした。早速本屋さんに行き、参考書をパラパラと眺めてみると、知らない内容ばかりで、興味を持ちました。情報系の国家資格でもあるので、そういう意味でも形に残せたら、嬉しいだろうなと思い、勉強してみることにしました。
知識0から1ヶ月で合格した私の勉強方法
働いていたこともあり、基本的には仕事がない休みの日を中心に勉強していました。
CAはシフト制なので、ちょうどコロナ禍でもあり、休みはランダムでしたが多めでした。
基本的に講座を購入したりといった特別なことはしていないので、愚直に以下の方法で勉強しました(参考にならなければ申し訳ありません)。
参考書を1冊をしっかり使う
私は『いちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書+出る順問題集』という本を使いました。
この本のいいところは、わかりやすいのはもちろんのこと、説明だけでなく各章ごとに問題もついている点です。
ちなみにITパスポートは
- ストラテジ系(経営全般)
- マネジメント系(IT管理)
- テクノロジ系(IT技術)
と、出題分野が3種類に分かれています。全部で100問を120分で4択で答えていくのですが、合格するには1000点中600点以上かつ、どの分野でも問題数に対して3割以上の点数を取得する必要があります。そのため分野に偏らず、全体的にバランスよく理解しておく必要が出てきます。
最初は本をサラッと1周、読んでみることをおすすめします。そして各章についている問題を解いてみて、自分の理解できていないところがあればその部分をもう一度読んでみる。
これを繰り返していくことで、自分の知識の穴を埋めていきます。そうするうちに、自分の苦手な分野や単語などが見えてくると思うので、そこは重点的に復習しましょう!
過去問をひたすらやってみる
『ITパスポート試験ドットコム』というサイトがあって、私はひたすらそこの過去問をやっていました。過去問を解くにあたって注意点としては、シラバスが毎年のように更新されて変わっていることが多いので、最新のシラバスの知識からずれないようにすることです。
過去問でわからなかった点に関しては、最新のシラバス(参考書や本)を元に見直すようにすべきかと思います。
安定して6割以上の正答率になるまでやり続け、本の時と同様、繰り返し取り組むことで知識の穴を埋めていきましょう!
試験当日の話
当日、試験会場には結構人が多かったのを覚えています。
私の会場には大学生のような若い人も多く、少し気後れしました。
パソコン上で問題をもくもくと解いていくテストですが、問題にチェックをつけておけたので、私は後で見返したい問題につけておきました。具体的にいうと、時間がかかりそうな計算問題や、すぐにわからない問題は一応適当にどれか答えを選択して、見返すためにチェックをつけて一旦飛ばしてました。
6割以上の合格率なので、わからない問題があったり捨てる問題が出てきても大丈夫なのですが、100問を120分という制限時間で解いていくので、時間管理は意識したほうがいいと思います。解答できなかった問題があるのが一番勿体無いです。
試験が終わると、すぐに点数が発表されます。私は確か7割後半ぐらいだった気がします(あんまり覚えてない・・・)。
1ヶ月後くらいに正式に合格発表があり、またその1ヶ月後くらいに合格証書が送られてきました。
受験した所感としては、時間はあっという間でした。見返したい問題も沢山あったのですが、全てをしっかり見返す時間はありませんでした。そんな感じで終わってみて結構不安だったのですが、点数を見て大丈夫でホッとした記憶があります。
ITパスポート取得してメリットあった?
私はWEB制作を仕事にしていますが、正直なところITパスポートの知識がとても役に立った!!という具体的な事例はあんまりないです。
ただ、WEB関係の情報を収集をしたり、ニュースを見ている際に、知っている単語が増えたので、IT業界の知識ゼロの時と比較すると、そういう内容への理解力が上がった気がします。
そういう点では、社会人としての最低限のITモラルを身に付けられ、知識の幅が少し広がったと思います。
まとめ:ITパスポート勉強してよかった
私みたいにITと触れ合うことが少ない職業の社会人の方にとってこの資格は、 ITやWEB業界の転職を考えるときに、ちょっとした勇気にもなるのかなと思います。
今は小学校からプログラミングを学ぶ時代に入り、IT知識は今後ますます重視されていきそうなので、社会人だけでなく、就活前の大学生にもおすすめな資格です。
平均合格率も50%前後と、短期間でもしっかり勉強すれば取れる国家資格なので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください!