皆さんはWEBデザインをやるにあたってどこまでやりますか?デザインだけするのか?コーディングだけやるのか?両方やるのか?は周りに聞くと人それぞれです。
私の場合、両方やりますが、苦手意識で言うとコーディングを1とするならば、デザインに関しては100くらいありました。今は少し改善しつつあるのですが、私がその苦手意識にどんなふうに向き合って(勉強して)きたのか、そして今も向き合っているのかを紹介します。
そもそもなぜデザインへの苦手意識が強いのか
私は今(2022年7月時点)、制作会社と繋がって案件をいただいているのですが、基本的にはデザインはやらず、制作会社から送られてきたデザインをコーディングしてWordpress化しています。制作会社経由でなく個人で受ける案件に関してはデザインから自分でやることにしています。
PhotoshopやIllustratorなどデザインソフトの使い方の基本的なことはわかるものの、自分のデザインがこれでいいのかと向き合った時に、自信がなくてどんどんネガティブになってしまいがち・・・私の場合ではありますが、その理由がなんなのかを深掘りしていきます。
デザインを作成した回数が少ないから
ここに関しては経験値の問題ですね。
デザインが上達するには架空でもなんでも沢山作ることが大事だと思います。
それにもかかわらず、私は最小限のデザインの作成しかしてこなかったです。
具体的にいうと、私はWEBデザインのスクールのデジハリに通っていたのですが、課題、卒業制作、自分のポートフォリオサイトといった作らなけらばいけないものだけしかデザインをしていませんでした。
スクール在学中に一応自習として『デザインのドリル』という本をやっていたのですが、1冊の中に30演習あるうちのうちの12演習までしかやらずに、離脱してしまいました。
ゼロから全て作ろうとしているから
私の初期の話ですが、デザイン苦手人間で自分にデザインの引き出しがないにも関わらず、自分の頭の中からデザインを生み出そうとします。つまり最初から白紙のボードに向き合うのです。
WEBデザインをする方ならわかると思いますが、実際にデザインをする前にトンマナを整理したり、参考サイトや参考デザインを探すのって本当に大切ですよね。
とりあえずなんかオシャレかも、なんかかわいいかも・・・って作ってしまって、いい感じにできちゃう人はそれはそれで、デザインのセンスが生きてきた中で蓄積されてきた天才かと思いますが、私のような凡人がそんなことしたら、上手くできなくて苦手意識がますます増していきます。(笑)
自分にはセンスがないという意識が強いから
周りがどう思っているかはわかりませんが、私はファッションをはじめとした、美的なものや表現においてセンスが良いとは自分では思っていません。俗に言う、オシャレな感じというものに関しては自信がありません。
だからこそデザインを作っていて、上手くできているのかどうかということに関しても迷走しがちです。ネガティブなこともあり、迷走し始めると主観的にしか判断できなくなり、自分が作ったものは全部微妙に見えてきてしまうなんてことも・・・
デザイン苦手意識高め人間がデザインに向き合う方法
私的にはコーディングは終わりが見える作業という点で、どちらかというと気が楽なのですが、デザインに関しては正解がわからず永遠にさまよってしまう・・・そんなイメージを持ってしまいがちでした。
基礎的なソフトの使い方はわかるので一応デザインを作れるけど苦手・・・この苦手意識を抱えながら制作をするのは良くない。
だからこそ向き合ってきたので、デザイン苦手意識高めの仲間がいたら、参考になれば幸いです。
①デザインの基礎を学んでみる
デザインはセンスだけが大事!!!というわけではなく、きれいに作るためにはデザインのルールがあるということを理解するために、基礎を知ることが大切です。
手っ取り早く学ぶには本が最適かと思います。
ただ、読むだけですぐに良いデザインが作れるようになるという単純なことではなく、読んだ上でデザインをしていく際に、本での知識を意識して制作に活かしていき、経験を重ねていく必要があるかと。
ここでは私が買って読んで良かったと思う本を2冊紹介します。
『なるほどデザイン』
デザイン書籍としては超有名です。
この本のいいところは読んでいて楽しいことかなと思います。知識をただ述べているという本ではなく、どのように考えてそうなったのかという過程が丁寧に書いてあって、初心者であってもわかりやすいです。デザインに同じ商品を扱っていても、伝えるべき情報の優先順位によって構成が変わっていたりと、デザインに正解がないからこそ、理由をしっかりと持ってデザインを考えるのが大事であるんだなと、気付かされた一冊です。
デザイン入門教室
こちら人気な一冊です。
なんというか、とても優等生なデザインの書籍だと思います。幅広い知識がきれいにまとまって説明されていて、デザインの流行とかに影響を受けないデザインの基礎が学べます。良い作例だけでなく、比較のための良くない作例もたくさん載っているので、視覚的に理解しやすいです。センスがないと思っている人にとっては、勇気がもらえる一冊です!
②自分のデザインを添削してもらう(これ重要!)
デザインの良し悪しが自分で客観的に判断ができないのであれば、他の人に見てもらうのがおすすめです。もちろん身近な友達や家族でもいいのですが、きちんとデザインの歴があるプロに見てもらうのが成長するには一番早いかと思います。
私は人に自分のデザインを見てもらうのが恥ずかしくて、なんとなく避けてしまうことが多かったのですが、成長するためにデザインが下手でもなんでも見てもらおう!!と割り切ってからは、楽になりました。(笑)
実は最近、WEBデザインのとあるオンラインコミュニティに所属していて、そこの先生にデザインの添削をしていただいているのですが、具体的にご指導いただけるので非常に勉強になっております。
なんといっても自分が作ったデザインがフィードバックを受けることで少しずつでもよくなっていくのがとても嬉しい。こういう成功体験で嬉しさを感じているせいか、デザインに苦手意識だけじゃなく、楽しさもちょっとずつ感じてくるようになりました。
③様々なWEBサイトを見てみる
簡単にいうと自分のデザインの引き出しを増やしていきましょう!!ということです。
いろんなサイトのデザインを見ることで、こういうデザインいいな〜とか参考にしたい部分がたくさん見つかると思います。
Pinterestでもいいし、色んなWebサイトのギャラリーサイトがあるので、情報収集のつもりでコツコツ見ていきたいですね。
そして、どうしてこの色を使っているのだろう?などどWebサイトのデザイン背景や理由などを考えてみるのも勉強になります!
ちなみに私はなんだかんだと本が好きなので、良いサイトの見本集のようなこの本をいつも手元に置いております。
Webデザイン良質見本帳
人気の一冊なので第2版まで出版されています!
テーマや色、流行など様々なシーンに合わせたサイトがたくさん紹介されているので、実際のサイトにアクセスしてみてじっくりみてみることもでき、非常に役に立っています。
おまけ:ブログのサムネイルを作ってみる
私はこのブログを始めてサムネイルを作っていますが、これもまたデザインの練習になっているなと思っています。
まだまだ未熟ではありますが、ブログを書くことに加えて、サムネイルも作り続けたら徐々に成長につながると思うので、コツコツ頑張ろうと思っています。ぜひ、今後のサムネイルの成長も温かく見守っていただけると幸いです。(笑)
まとめ:デザインを楽しめるようになりたいですね!
どうしてもデザインは無理!!!という方はコーディング一本でやるというのも全然ありかと思いますが、デザインからコーディングまで全てできるようになれば、案件で対応できる幅も広がります。
私はよく他人と比較して落ち込むのですが、それも良いことだと思っているので、落ち込んでも落ち込んだままで終わらせないように成長する力にしていきたいですね。
下手でも苦手でもデザインに向き合い始めてみると、意外と楽しくなってきています。
これに関しては上記に述べた添削における成功体験が大きかったです。私としてはデザインをたくさん作りながら、これを積み重ねていきたいなと思っています。
そしてクライアントに喜んでもらいたいので、そのためのデザイン力をつけていくために、今後も日々勉強していきたいと思います!
苦手意識を楽しさに変えていけるように、コツコツ一緒に頑張りましょう!!