元CAのハローワーク体験記

元CAのハローワーク体験記

ハローワークに行ったことはありますか?

仕事を辞めた方なら失業給付のことも考えて、行くと思うのですが、行く前はどんなところなのかとても不安かと思います。
お住まいの地域にもよってサービスや雰囲気も異なるかもしれません。

それでは、WEB業界に興味のある元CAのハローワークに行った時の体験記を始めます!

目次

コロナ禍のハローワークに行くことになった

私が前職を結婚を機に退職し、次のことを考えるためにもハローワークに行った時期はちょうどコロナ禍でした。

職業相談という相談員との面談時間にも制限があったりもしましたが、求職活動認定が通常よりは緩めだったり、コロナ禍で就職が難しいとのことで失業給付が理由問わずで延長されたりとありがたい面もありました。

ちなみに当初は、次何をするのかに関してはしっかり考え、それに備えて勉強もしたいという思いもあり、焦ってむやみに応募を出すのではなく、じっくり求職活動をしようというスタンスでした。

結果的に今はWEB制作のフリーランスの道を選んでいます。では具体的に感じたことを紹介していきます!

失業給付金は離職前6ヶ月間の賃金総額が影響!

失業給付金は雇用保険被保険者として、離職日から遡って2年の間に最低12ヶ月以上働いた期間がある人が次の仕事を見つけるまでの支援として国からもらえるお金です。離職前6ヶ月間の賃金総額をベースに計算がされ、支給額が決まります。私はハローワークに行くまでこのことをあんまり理解していませんでした。

私は航空業界でCAとして働いていたのですが、コロナ禍で給料が激減しました。

私がいた会社は基本給はそんなに高くなく、フライトの時間に応じて賃金が増えていくというシステムだったので、コロナ禍でフライトが減っているから給料が減るのは仕方ないことではありました。もちろん辞めた時も給料が減ってる時期だったので、離職前6ヶ月間の賃金総額が少なくなってしまい、辞める時期が悪かったかなともちょっと思ったりしました。でも今思えば、求職活動期間にお金をもらえるだけありがたい話ではあるのですが。


私の場合、給付期間が延長されたこともあり、思っていたよりはもらえましたが、退職して無職でも、税金の支払いはやってきます。

たしか半分くらいはそれで消えてしまいました。もしすぐに転職ではなく、じっくり考えながら仕事を見つけていきたいと思っている方は、生活のための貯金をしっかりしておくこととは大切です。

ハローワークには様々な方がいる

私はとある名古屋のハローワークに行っていましたが、年齢も雰囲気も様々な方が多かったです。こう言ってはあれですが、全体的に雰囲気が明るいとは言えませんでした。そりゃそうですよね、無職の状態って精神的に不安が多いですし。たまにハローワークの職員の方に怒鳴っている人もいたりしてみていてハラハラしたのも覚えています。

失業給付の手続きをする事務的なエリアと、実際に求職相談をするエリアに分かれていたのですが、初めて行った時はよくわからず、事務的なエリアで今後の仕事について話そうとしてしまい、その話はこっちじゃないです的なことを言われ、ちょっと恥ずかしかったです。(笑)

職業相談は意外と面白かった

ハローワークでは求職活動をするのですが、その一つに職業相談というのがあります。簡単に説明するとハローワークの相談員の方に仕事についてなんでも話せる時間です。

内容が良かったのかどうかは別として、なかなか話す機会がなさそうな立場の方と話せるのは私にとって面白かったです。

初回に行った時は、正直なところ担当してくれた方の圧が強めで、自分がこう考えています!と伝えてもあんまり聞いてもらえなかったのでちょっと落ち込みました。

2回目に行った時は逆に落ち着いた方で、少し安心した気持ちになれたのを覚えています。

その後の相談の際には言われたことで一喜一憂しすぎないように、話の内容を鵜呑みにするのではなく、あくまで参考にしていこうという気持ちでいました。

何回か相談に行きましたが、私の時は毎回担当者が異なりました。

せっかくなので、相談していて印象に残っている事例を以下に。

元CAということで、そっちばかりに着目されてしまう

私はWEBデザインに興味があったので、そっちの業界を志望していました。

職業相談でもそのことを伝えたのですが、CAの経験が活かせそうな仕事しか紹介してもらえませんでした・・・事務とか営業とか秘書的なものばかりで、1ページに何社分も会社の求人情報が載っている20ページぐらいの紙を印刷されたものを渡されたときは、分厚さに驚きました。(笑)

民間の転職サイトの利用を勧められた

自分で言うのもなんですが、前職の会社は航空会社としては大手の部類でした。それもあってせっかくの経歴なんだから転職サイト使うといいよ!とおすすめされました。

その時私は心の中で、ハローワークで民間の転職サイトの利用を勧めるんだ!って意外に思いました。

ハローワークの求人サイトもあるので勝手に競合なのかと思っていたのですが、よく考えるとハローワークは求職者の転職をゴールとする国の支援施設なので、そのために有効に利用できるものがあればもちろん使うことを推奨しますよね。

ちなみに私も早速、転職サイトに登録してみたところ、毎日のようにあんまり興味を持っていない業界からスカウトメールが届いて、見るのにちょっと疲れてしまったので、メールをオフにしました。(笑)

やはりWEB制作の会社に入るには、ポートフォリオなどでスキルを表現する必要がありそうで、準備していないと全くの未経験、前職の業界も違ったアラサー女性だと容易ではなさそうでした・・・

WEB業界の転職については職業訓練校を進められた

元CAで未経験だけどWEB業界の仕事を考えているんです!!と主張したところ、相談員の方はその業界についてあんまり詳しくないから、職業訓練校でWEB制作を学び、そこの先生とかに就職について相談する方がいいと言われました。

そう言われた時点で、私は既にデジタルハリウッドSTUDIO名古屋というWEBデザインのスクールに通っていたので、職業訓練校にわざわざ通い直すことはしようと思いませんでした。ちなみに職業訓練校は基本的に学費は無料なこともあり、特にWEB系の分野の学校は人気で、倍率が高いそうです。

※失業給付金をもらうためには、いつでも就職できる状態であることが必要です。一般的な大学や専門学校というものに通うと日中就業が難しくなってしまうため、給付金をもらう条件から外れてしまうのですが、私が通っていたデジハリは社会人でも通えるスクールだったため、それには該当しませんでした。

愛知わかものハローワークに行ってみた

愛知県には概ね35歳未満向けのわかものハローワークがあります。

いつも行っていたハローワークと場所も異なるため、別に利用してもしなくてもどちらでもいいのですが、あることに興味を持ち、せっかくなので行ってみることにしました。

興味を持ったのは『キャリアインサイト』という職業適性診断システムです。

90分くらいびっしりと様々な質問にPC上で答えていき、自分の適性を知ることができるというものでした。

CAの仕事の経験しかなかった私は、WEB業界に興味を持ったものの、本当に向いているのかどうかという不安もあったので、予約してやってみることにしました。


結果はとても膨大な情報量だったので、ハローワークの担当者が分析しつつ説明をしてくれました。

詳細な記憶は曖昧ですが、元CAとしては少し変わった結果で説明をしてくれた方は不思議に思ったそうでした。

WEB業界に興味があって勉強していることを伝えると、『だからこう言う結果なのか!』と少し驚いてらっしゃいました。簡単にまとめるとWEB制作系の仕事は向いてそうで、起業とかも悪くない!的な結果でした。

私が勉強して目指している方向性が的外れではなく応援できる道だと思うよと言っていただき、励みになったのを覚えています。

その担当者の方はとても丁寧に話をしてくださって、WEB業界のこともちらほらと教えてくれて感謝でした。

私は、この結果を過信せずにあくまで参考として捉えていましたが、勉強しているWEBデザインが全く向いてなかったらどうしよう・・・という謎の不安は消えたので、やってみて良かったなと思いました。

わかものハローワークには他にも色々なサービスがあったのですが、私が利用したのはこれだけでした。興味がある方は調べて利用してみると役に立つことも多そうですよ!

まとめ:ハローワークをうまく活用できるといいですね。

対象者がハローワークに行けば誰もが同じように失業給付金の申請はできますが、そこで良い仕事がすぐ見つかるかどうかや、様々なサービスを活用するかどうかなどは、最終的に自分次第です。

いろんなイベントを開催していたりもするので、自分から情報を取りに行き上手く活用すれば、貴重な経験ができるとも思います。私はハローワークに行ったことで、お金をもらいながらという軽い安心感の中で、自分自身の今後に向き合う時間がとれたのは良かったなと思っています。

ただ私のように元CAがWEB業界を志望するように業種の異なる仕事を探したいと思うのであれば、きちんと伝えないと、思うような紹介や話を聞くことができない可能性もあるので、迷っていたとしてもそのことを含め、はっきり伝えてみることをオススメします。

MAHO

ハローワークに行くことにネガティブにならず、ぜひ良い社会経験ができると思って頑張ってください!

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